かつて大学人であった私にとって、尊敬する人生の先輩であり、ボランティア仲間でもある名古屋大学 三輪和久教授の最終講義、そして、その後の記念パーティは心深くに刻まれる体験になりました。

人生の大切な節目を迎える時、人は何を感じ、何を伝えるのか。三輪さん(といつものように呼ばせていただきますが)の言葉の中には、積み重ねてこられた日々の中で、大切に深められた内なる意志と誠実さが詰まっていました。

100人以上の方々が集われたパーティを締めくくるご挨拶の中で、三輪さんはご自身のメンターからの言葉「人生における全ての出会いは必然である」を大切な信条として、この35年を生きてこられたことをお話しくださいました。メンターの方への限りない感謝と共に、その言葉がなければ今ここに集ったお一人お一人との絆もなかったこと、偶然のように見える人生から必然を受け止めることの大切さを伝えていただきました。

そして、これまでを本当に良い人生であったと振り返り、「これからも『良い人生=ウェルビーイング』を生きていきたい。この節目は、決して人生のクロージングに向かうものではなく(そんな感覚は全くないとのこと)、これからも出会いを大切に歩んでいきたい」と締めくくられました。

人生の節目に現れるものーー。それは、一つ一つの出会いの中から紡ぎ出される その人の心の奥にある真実、魂の声なのだと感じました。

余談ですが、約20年前、私が学位授与式で博士号の学位記をいただいた当時の慶應義塾塾長であられた安西祐一郎先生とパーティでお会いし、記念に一枚撮らせていただきました。塾員である私にとっては雲の上の方ですが、気さくにお話しくださり、しかも退官後も研究を続けられ2つ目の博士号を取得されるなど、生涯学び続けておられる姿勢に感銘を受けました。私が尊敬する方々は共通して、年齢にとらわれることなく生涯挑戦し続けておられます。

未熟ながら私も一人の挑戦者として頑張ってまいります!