ご家族の介護のために、今月ご退職されることになったベテラン警備員の佐藤さん。直接感謝の想いをお伝えしたいと思って、佐藤さんが勤務されている大黒埠頭の倉庫に行ってきました。
佐藤さんは御年82歳。弊社で36年間、警備のお仕事を続けてくださいました。以前、永年勤続の感謝の集いで同じテーブルを囲んでランチをいただいたことが、つい昨日のことのように思い出されます。
佐藤さんは弊社でいくつかの物件を警備されましたが、こちらの倉庫での勤務が一番長く20年となりました。
「こちらの現場はいかがでしたか?」とお聞きすると
「ここは自分に合っていました。周りの方も皆さんとてもいい方ばかりです。これまで色々な仕事をしてきましたが、ここが人生で一番長く続いた職場になりました。本当に有り難いです」とおっしゃってくださいました。
佐藤さんの真面目で穏やかなお人柄が、誰からも好かれたのだと思いました。
こちらの現場では1時間ごとに敷地内を10分ほど巡回します。この日は私もご一緒に巡回させていただき、いろいろなお話を聞かせていただきました。佐藤さんは流石に足腰が丈夫で、スタスタと歩かれます。
敷地内には大きなクレーンや鉄のコイルなどが置かれていて、その先に広がる横浜の海が街の光に照らされてキラキラと輝いていました。
この巡回を20年続けてこられたこと。そのことに思いを馳せると、佐藤さんの人生への畏敬の想いが湧き上がってきました。佐藤さん、ありがとうございました。ご家族との大切な時間をお過ごしください。「何かあればいつでも応援に行きますよ」と言ってくださったお気持ち、本当に嬉しかったです。
心から感謝を込めて、感謝状と記念品をお渡しさせていただきました。