2023年、激動の一年がいよいよ終わろうとしています。時の流れは本当に早いものだと感じます。

一年が終わりを迎えようとする今、まず何よりも弊社ユニティガードシステムの現場を支えてくださっている社員の皆様、そしてお世話になっているお客様、お取引先様に心から感謝を申し上げたいと思います。

皆様もきっとそうであるように、私も特に12月と1月を大切な時の節目として受け止め、一年を振り返り、感謝と共に、新たな目標に向けて、志を立てる時間にしています。

自分が50代になってから、特に、時の流れを早く感じるようになりました。そして、時の流れそのものに不思議を感じるようになり、一瞬一瞬をもっと大切に過ごしたいと思うようになりました。

私は、毎日のように近所の公園の大きなケヤキの木を見上げてきたのですが、ふと、時の流れを視覚的に捉えてみたいと思い、撮影を始めました。それらの写真がこちらです。

撮影を始めた1月はほとんど葉もなく、外から見ていても何の変化も見られません。それが、春になると内に秘められた生命が外に現れ、若い葉が世界との新しい交流を始めます。夏になると葉の色は濃さを増し、全身から漲る生命力のオーラを感じさせます。今年は特に夏が長く、秋は遅くにやってきましたが、濃緑だった葉の色が褪せ、黄金色を纏いました。そして、冬、今はほとんどの葉は散って、あの夏の日々は遠い過去のように感じられます。

ケヤキの木を見ていると、まるで人の一生を見ているようです。

一瞬一瞬に放たれる生命のエネルギーは、世界と交流し、響き合い、また次の一年へと繋がってゆきます。人の一生にも必ず冬の季節はやってきますが、それは死という単なる終焉ではなく、新たな生への節目であり、悠久の時の流れの中に生かされていることを感じずにはいられません。

人は何のために生まれてきたのか。人はどこから来てどこへ向かうのか。

そのような問いと共に今日もケヤキを見上げました。

この一年、お支えくださった皆様、本当にありがとうございました。来年も心新たに頑張ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。