商売の本質は『〇〇』だった! Vol.4

2022.01.16

ふと、「そもそも経営とは何だろう。商売とは何だろう」と自問することがあります。特に1月は新年を迎え、自分の願いや原点を確認する一年の出発点でもあるため、なおさらその本質にまで遡って考えてみたいと思うのかもしれません。

日本人にとって馴染みのある商売の言葉に『三方よし』があります。この三方よしについて私はなんとなく言葉の意味は理解していたつもりでしたが、今年の自社(ユニティ)の経営を考える上で改めて調べてみることにしました。すると、伊藤忠商事さんのホームページに次のような文章を発見し、大変驚かされたのです。

”滋賀大学 宇佐美名誉教授によれば、「『売り手によし、買い手によし、世間によし』を示す『三方よし』という表現は、近江商人の経営理念を表現するために後世に作られたものであるが、そのルーツは初代伊藤忠兵衛が近江商人の先達に対する尊敬の思いを込めて発した『商売は菩薩の業(行)、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの』という言葉にあると考えられる。
出典:伊藤忠社のホームページ

この文章を読んで、知ってるつもりは怖いものだと思いました。『売り手によし、買い手によし、世間によし』までは知っていたのですが、その本質については何も知りませんでした。

私にはこの伊藤忠兵衛氏が残してくれた言葉こそ商売の本質だと感じられます。商売の本質は菩薩の業(行)であり、信仰心こそ商売人の心でなければならないと思ったのです。

2022年の出発点にあたり、私は手帳に「ユニティの仕事は、三方よしを実現する菩薩の行でありたいと願います。菩薩の行とは神仏の心に叶う仕事を求め、ユニティにしか出来ない仕事の水準を目指し、感謝の気持ちと共に精一杯働くことと考えます」と記しました。未熟な自分にとって遥かに先の長い道のりですが、一歩一歩頑張りたいと思います。

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