人生100年時代の友情 Vol.16

2024.09.13

弊社のレジェンド、御年81歳となる前川さんのお誕生日祝いをさせていただきました。いつも現場を誠実に支え続けてくださっている前川さんとは、現場に伺う度、色々なお話をしてきました。頻繁にお会いできるわけではありませんが、ちょくちょく文通したり、社長と隊員さんという枠を超えて、友情を育ませていただき、今日に至っています。

弊社では、現場の皆さんの定年を条件付きで最長85歳としていまして、業界の方からも驚かれるわけですが、そのきっかけとなったのは前川さんが80歳を迎える前に「元気なうちは、もっとここで働きたい」というお気持ちを私に直接伝えてくださったことでした。そのお気持ちを踏まえ、お客様とも調整を重ね、定年を85歳とさせていただくこととしたのです。大袈裟かもしれませんが、これも人生100年時代における企業の社会的な使命の一つかと感じております。

同時に、前川さんとの関わりがこのように深まったこと、それは私の人生の師である高橋佳子先生の言葉が大きかったと感じています。『社長である前に一人の人間として』。いつも高橋先生からそのようにうかがい、現場の皆さんと目線の高さを合わせてきました(もちろんまだまだとは思いますが)。そして、『現場を大切にすること。現場の問題から逃げずに向き合い続けること』。そのようにも教えていただいてきました。それらの言葉が羅針盤となって、前川さんとの関わりを深めつつ、定年の問題に向き合い、何が呼びかけられているのかを考え、健康管理や社員教育などシステムの改善を図ってきました。

おかげさまで、今日は、前川さんと様々なことを語り合い、本当に楽しいひとときを過ごすことが出来ました。今日のような佳き日を迎えられたこと、感謝しかありません。なお、前川さんは大病もされ長期のお休みもあったのですが、今はスクワット200回、腹筋100回、ダンベル180回を日課とされて筋肉モリモリ、頭も冴え冴え、まさに我が社のレジェンドであり、宝なのです。